女性の痔の症状と種類と原因について
痔の病気は、死にいたるような重病ではないけれど、患っている人には深刻な悩み。特に女性は誰にも相談できずに悩んでいる人が多いそうです。
痔になるのは男性が多いと思われがちですが、実は女性で痔の人も大勢いるのです。成人の3人に1人が痔の病気であるといわれるほど男女問わず誰でもなりうる病気なのです。
ちなみに女性は妊娠・出産経験者や便秘がちな人に多いことから、40歳代、30歳代の順に痔になる人が多くなっています。
痔にはいくつかの種類があって、痔の症状で最も多いのがいぼ痔です。肛門の血行が悪くなって、血管の一部がこぶ状になったもので、初期症状では出血もします。
肛門の皮膚が切れたり避けたりして傷ついたのが切れ痔です。かなり痛みを伴い、出血することもあります。
肛門の周りに膿がたまり、それが漏れ出すのがあな痔です。初期症状では激しい痛みや発熱を起こすこともあります。
実は女性は痔になりやすいんです。なぜなら痔になる原因として、便秘や下痢の排便異常、冷え性、妊娠、出産が考えられるからです。
女性は便秘傾向がありますよね、便秘になると便が硬くなり、排便時に肛門の外壁を傷つけやすく、そのため切れ痔になりやすいのです。
また、男性より冷え性の人も多いですね。冷えにより肛門の周りの血流も悪くなる傾向があり、便秘になりやすいのです。
女性ならではの痔の原因が妊娠、出産。妊娠すると便秘になりやすく、また子宮が大きくなることにより、肛門周辺がうっ血しやすくなってしまうため、痔を招きます。
出産でも肛門周辺に大きな負担をかけることで痔を招きます。産後は授乳により水分や繊維が不足し、便秘がちになるので、これまた痔を招く原因となってしまうのです。
痔になる原因は女性のほうが多いので、痔になるイメージは男性のほうが多かったのですが、実際は女性患者のほうが多いのかもしれませんね。
痔の治療と薬
痔の治療は、基本は薬です。まずは塗り薬。直接患部に塗ったり、肛門に挿入して薬を注入します。肛門内部にできた痔には、坐薬が用いられます。
内服薬も処方されます。便をやわらかくする緩下剤、炎症をおさえる消炎剤、細菌感染などを抑える抗生物質があります。
治療薬で痔の症状を軽減するとともに、生活習慣の改善、食生活の改善で、痔になりやすい体質を変えることで、痔を完全に治すことができるのです。
特に女性は冷え性の改善、下痢・便秘をしない生活をめざすことで、痔との決別と同時に健康体質へと変われるでしょう。
痔に効くツボ押しもあって、それはそのまま冷えや便秘の改善にもなるようです。
痔の手術
痔があまりにも悪化したら、手術になります。手術にもいくつか種類があります。
通常の切除手術のほかに、患部に薬品を注射させる注射療法、患部に冷気を与えることにより患部を壊止させる凍結療法、輪ゴムで患部を縛ることにより壊止させ輪ゴム療法、患部の切除を行なうPPH法、レーザーを当てるレーザー療法などがあります。
いぼ痔は症状により、このような手術の中から選ぶことになりますが、切れ痔は数分ですむ手術で、日帰りでかんたんに終わります。
あな痔の治療は基本が手術です。膿を除去するなどの手術になりますので、入院が必要でしょう。